懐古厨をうならせたスマホテレクラの存在
「昔は良かった」が口癖のテレクラ懐古厨。
「テレクラといったら店に出向いてそこで鳴った電話を取る!この作業をしたいんだ。」という。ゲームは接続部分をフーフーしてから本体に差し込むもんだよ!と言ってた懐古ゲーマーたちが今や「やっぱゲームはDLっしょ」である。
ゲームの本体やソフトの見た目は変わってしまったが、画面の中のキャラを動かすというゲームの本質は変わっていない。テレクラも電話の姿形は変わってしまったが電話をして女をナンパする行為は何も変わっていないのだ。
この結果、形が変わっただけで中身の本質の部分は変わっていないテレクラに脱テレクラ状態だった人々が戻ってくるのは当然の結果である。
キラーコンテンツにも波はある
電話業界に突然現れていきなりスタンダードとなったスマホという分野。これによってエロ電話業界も大きく動きを見せた。まずパソコンで相手を容姿を見ながらお話できるというライブチャットがスマホの通話システムを使って参入したのである。これはセンセーショナルですぐに病み付きになって毎晩やりこんだという男性も多いだろう。
テレクラやツーショットダイヤル業界もその波に遅れんとスマホに参入しはじめた。とはいえ携帯電話が主流だったころから既に携帯からテレクラを利用できるシステムは完成していたのでスマホがスタンダードになったからといってシステムをいじったり変えたりする必要がなかったのだ。
電話で相手と通話する。このシンプルかつ明瞭なシステムはどんなに電話という機器が最先端を歩もうとも絶対に揺るがない部分。そしてどんな分野でもアダルト要素というのは必要不可欠なのが世の常。電話+アダルトとなればテレクラだ。なのでテレクラはこれから10年、100年と日の目を浴びなくなることはあってもテレクラ自体が無くなることは絶対にない。
テレクラは化石状態から脱出しのか
繁華街を歩きながらふとネオン輝く看板を見上げる。そこにあるのは出会い系サイト、キャバクラ、ソープの名前で色濃く染まっている。その中にポツンと古いフォントで原色二色でシンプルに書かれたテレクラ○○の文字。
全盛期ならば出会い系、キャバクラ、ソープよりも目立つフォントや色でネオン街に異色の彩を放っていただろうと感じる夜。
逆に言えば古くからその場所で輝いていたテレクラは新しいエロスが出店しては消えを繰り返している中、ずっとそれを変わらぬ場所で見守っているのだ。
ふと足を踏み入れるとそこは昔から何も変わらないテレクラの世界が広がっていた。
受付を済ませて電話の置いてある部屋で待機。
いつ電話が鳴るのかというドキドキ感はスマホでやるテレクラで繋がるまでの時間と同じ緊張感。
数分に一回ペースで電話が鳴り女性と会話した。
今日は目的もなく衝動的にテレクラに入店してしまったので
相手の女性には申し訳ないが電話でセクハラまがいの質問とリクエストをすることに専念した。
いわゆるテレフォンセックスってやつだ。
その時体制を変えようと右を向いたときあるポスターに書かれている文字が目に入った。
「スマホでテレクラ!」
あれ、普段スマホで使ってる番組じゃん。
終了後、従業員に聞いてみると
どうやら今いるテレクラ系列が運営しているようだ。
なるほど、これは賢い!
店でも店じゃなくてもテレクラで遊べるように地道に広告しているとはやるではないか!
グレイが売れ線から敢えて外れ、自由に音楽をやるスタイルをとったのと似ていると思う。
流行という需要に直結した場所から離れたテレクラは今すごく自由で居心地の良さを感じた。